直接行けなくても何か出来る事を。
おはようございます!マネジメント歯科衛生士の辻村香恵です。
初めに、井上裕之先生、京セラメディカルの國分豊克さん、京セラの関係者の方々に深く御礼申し上げます。
熊本で地震が起きてから、歯科衛生士として歯科従事者として、被災地の方々に、何が出来るのかと考えていました。
直接行けなくても何か自分に、出来ることをと考えておりました。
この度の、熊本での地震は、とても胸が痛んでおります。母の故郷は熊本です。
まだまだ余震も続き、熊本、九州の方々は、眠れない日々をお過ごしかと思います。
そこで、歯科の分野で私たちにできることは無いかと、井上先生にご連絡をさせて頂きました。
その結果、京セラから物資としてナノデンタルαを被災地へお送りすることになりました。
國分さん、京セラの皆様、井上先生のお力沿いと迅速な対応に心から感謝の気持ちでいっばいです。
ありがとうございます。
ナノデンタルα(オゾンナノバブル水)は歯周病予防には勿論のこと、誤飲性肺炎を防ぐため、高齢者の為に
作られています。
東日本大震災の時の死因率も誤飲性肺炎も高かったことを考えますと、熊本の被災者の方々のお役にたてる素晴らしいものであると思い、お話をさせて頂きました。
現在、歯科医院は再開することができない状況と聞いております。
それであれば、機能的に菌数を減らすことができる、ナノデンタルαを
使用して頂くことは、とても大きな貢献であるのでないかと思いました。
被災地の方々は虫歯、歯周病どころではありません。歯を磨くなども重要視されていないかと思います。
免疫も下がっていることと思います。
歯磨きよりももっと大変な事が沢山あるとおもいますが、
少しでも
良い口腔内の環境を維持して頂ければと思います。
私も、個人的に微力ながら支援なども続けてまいりたい所存です。
追伸
東日本大震災後、震災地域にて誤嚥性肺炎で亡くなられた方の数は、前年の同時期に比べて2倍~3倍に増加していると言われています。
これは、地震の発生から3か月が過ぎても水道が復旧せず、ブラッシングが十分にできていない地域があるためです。
歯ブラシや歯磨剤はあっても、水不足で飲み水が優先されてしまっていたようです。(当たり前ですよね)
ある老健施設では定員いっぱいの約100人が入所していたにもかかわらず、そのうち2割の方が震災直後から約2か月にわたり歯を磨けておらず、その全ての方に食物残渣が大量に存在し、歯肉が腫脹した状態だったとのことです。
では、誤嚥性肺炎とは何でしょう?
簡単に言うと、異物が肺に入ることによって起こされる肺炎のことです。
その中には、胃内容物を嘔吐に伴い肺に誤って嚥下して生じる「科学的肺炎」と、口腔内細菌を不顕性に誤嚥して生じる「細菌性肺炎」とに分けられます。
そのうち、「細菌性肺炎」は一般的に、物を飲み込む力や異物を吐き出す力が落ち、免疫力も低下する高齢者がかかりやすいと言われています。予防するには徹底して口腔内を清潔に保つこと以外ありません。
高齢者の直接の死因になるのは、肺炎が高い割合を占めます。
歯磨きなんてとは思います。でも、口は身体に全身に繋がっています。
少しでも被災地の方々に、お力沿いが出来ましたら幸いです。
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