医療保険制度。難しいんです。おかしいんです。
医療保険制度を知れば、歯医者様の費用が見えてきます。
昨日からの続きです。
こんばんは。マネジメント歯科衛生士の辻村香恵です。
何回も言いますが、断言しますね!
歯科治療は保険が効かないものの方が良い治療を受けることができます!
アナタの歯をいつまでも健康なものにするには、現在の保険制度では限界があります。 ここでは、 歯科治療の最適!な方法 についてお教え致します。
日本の歯科医療制度って知っていますか?
働き盛りの方は、3割でしょ?って答えると思います。
そう。
あなたが歯科治療を行う際にかなり重大なテーマになります。保険制度を少しだけ知っておくだけでアナタの歯の未来が大きく変化します。保険制度。
歯医者さんの費用を決める「日本の保険制度の特徴」
アナタは歯科治療には、「保険治療」と「自費治療」があるのをご存知でしょうか。そして、歯にお金をかける人ほど社会的に地位がある人だとも感じています。
さて、ほとんどの方が恐らく、「歯医者さん」と考えた時に「保険診療」の治療を思い浮かべると思います。
保険治療とは、国民皆保険制度により、治療費の一部(ほとんどの方は3割)を負担するだけで受けられる治療です。
今は高齢社会なので、1割も多いですね。(健康保険証を持っているとこの保険の対象になるものです)ここでは簡単に歯科保険制度の特徴を説明していきましょう。
保険治療!
例えば、抜歯の治療をしたとすると、保険制度では抜歯の治療点数 260点(奥歯の場合)と決められています。これに、×10したものが、治療費の総額となります。(実際には、初診料、レントゲン料などが加わります。)
260×10 = 2600円 → 治療費の総額
私たちが負担するのは、この総額の一部(大方3割負担)となります。
2600円×0.3 = 780円 → 私たちが窓口で支払う金額です。
残りは、国や市町村・会社など、加入する組合が負担します。これが保険制度での支払いの仕組みです。
歯科の費用は高い?安い?
「歯医者の費用がばかにならない」「高い!」といった声をよく耳にしますが、本当に歯科の費用は高いのでしょうか?
え?何を言ってるの?
まず、日本の医療費の推移を表したグラフをみてみましょう。
(熊本県歯科医師連盟)
これをみると、医療費全体は伸びる一方ですが、歯科医療費は約20年前からほとんど変わっていないことがわかります。(全体の医療費に対し、歯科医療費の占める割合はたった7%です。)医科はどんどん上がってる。
今では歯周病が全身の健康にかかわっているのに。高血圧、糖尿病、早産など…。
それでは、外国と比べるとどうなのでしょうか?根の治療(根管治療)をした際の平均的な治療費。
最も高額なのはアメリカ(10万8千円)で、日本は最安の約5800円です。7カ国の平均価格は約50500円で、日本の治療費と約8.5倍の格差があります。これは根の治療に限ったわけではなく、他の種類の治療でも同じような調査結果がでています。なぜこのようなことが起きるかというと、諸外国はほぼ歯科保険制度がなく、ほとんどが自費治療だからです。日本の歯科の治療費は決して高くなく、むしろ飛び抜けて安いということがおわかりいただけたでしょ。
海外では、歯科に対して保険がない。
ですから、海外出張の方は、行く前や一時帰国の際に必ず、歯医者に来て診療を受けに来院されます。
だって、海外は高いといいますか、保険が効かないから。
ある意味、本当に、日本は恵まれている。
I love JAPANだよ!
保険治療のメリット・デメリット
それでは、保険治療のメリット・デメリットを簡単にご説明致しますね。
メリット!
【治療費が安く済む】
前述の通り、日本の歯科保険治療費は非常に安いです。安いんですよ。
【加入者は、誰でも気軽に治療を受けられる】
虫歯や歯周病治療、抜歯といった基本的な治療を気軽に受けられます。
デメリット!Orz
【保険のきく範囲が決まっている】
保険制度は、「病気」に対する最低限の治療のみを行うことを前提に作られています。そのため、「虫歯・歯周病予防」「矯正やホワイトニング」などの見た目をよくする治療には保険がききません。
【時間をかけ、じっくり質の高い治療を受けるのは難しい】
保険制度では、時間に対する評価がありません。5分の虫歯治療も、1時間の虫歯治療も全て同じ金額です。そもそも保険治療費自体がとても安くなっていますから、歯科医院側からすれば、時間をかけて保険治療をすると、その分赤字になってしまいます。それゆえ、短時間で多くの患者さんを治療することが強いられています。その結果、一人あたりの治療時間が限られてしまい、丁寧な治療を受けるのが難しくなってしまうのです。
【使える限があり、金属の歯になりがち】
誰でも白く美しいセラミックの歯にしたいと思うかもしれませんが、保険治療では使える材料に制限があるので、前から4番目以降はメタルしか選べません。(前から3番目の歯まではプラスチックの歯になります。)
実は、この保険金属は様々な重金属が使われており、ドイツやスウェーデンなど諸外国では、使用しないよう警告されているものも含まれています。体によくないという評価もあるのですが、昨日お伝えしたように実際は戦後「最低限機能できれば良い」というスタンスでできた制度なので、現在も日本でそのまま使用が認められているのです。
歯医者さんの費用を決める「日本の保険制度の特徴」
ここでは、日本の歯科保険制度が引き起こす問題についてみていきましょう。
保険治療でどれくらい歯がもつのか?
歯科保険治療を受けた場合、どれくらいその歯が長持ちするのでしょうか?これを実際に調べた調査結果があります。
上の表をみると、保険治療を行った後、平均5年〜8年以内に2次虫歯や脱離、歯髄炎を起こすなど何らかのトラブルが起きていることがわかります。歯を治療したらそれで完全に治るわけではなく、数年後にまた再治療が必要になるわけで、治療のたびに削る量は増えていきますから、どんどん天然歯を削り、神経を取り、最終的には歯を失ってしまう結果になるのです。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか?それは、保険治療における、以下のような問題点が理由として挙げられます。
保険治療の問題点
1)予防診療に保険が効かない
日本の保険制度では、「病気に対する治療」が対象となっており、「予防のための診療行為」に対しては保険が適応されません。でも、でもね、保険の範囲で、私達歯科衛生士はいろいろと考えくぐり抜けています。歯科保険治療は非常に安価で受けることができます。
すると、どういうことが起きるでしょうか。
歯科医院側とすれば、「予防行為」ではなく、「治療行為」=つまり、歯を削って詰め物を作ることが、医院の収入になります。そのため、予防よりも歯を削る治療をせざるを得なくなります。
患者様側からすれば、安く治療を受けられるため、「痛くなったら歯医者に行けばいいや」と予防に対してあまり意識しません。(アメリカなど諸外国では、歯科治療費は完全自費治療で、しかも高額ですから、国民は必至になって予防に努めます。本当だよ。海外の方は、来院されます。専門用語の英語はむずかしいよぉ(T_T))そのため、歯の状態がかなり悪くなってから受診することが多くなります。
その結果、どうなるかというともうお分かりですね。
予防を怠る
虫歯がひどくなる
歯を多く削られる&ケアも怠りがち
数年後、再治療が必要になる
治療を繰り返す
このような負のスパイラルに陥り、最終的には歯を失ってしまうのです。日本では、将来制度が変わって、歯科治療で保険が適応されなくなる可能性もあるといわれています。そうなる前に、予防に意識をむけていきましょう!
TPPで本当に、アメリカの考えになりますよ。
2)時間をかけた丁寧な治療を受けにくい
保険制度では、時間に対する評価がありません。5分の虫歯治療も、1時間の虫歯治療も同じ治療費なのです。しかも、歯科保険点数は非常に低く抑えられています。そのため歯科医院は、できるだけ短時間で多くの患者さんを治療しないと赤字になってしまいます。
歯は小さいですよね。たかがと思っていると思いますが、虫歯の範囲を正確に見極めないといけないです。
詰め物に関して、言えますことはミクロ単位でのフィットが求められます。短時間で治療をすると、歯を荒く削ったり、ミクロ単位で隙間の空いた詰め物ができたりする可能性があります。
いや、むしろ診ていますと合ってない確率のが高いです。
しかし、いったん詰めてしまえば、その下やミクロ単位の隙間は見えません。患者さんにはわからないのです。そして、隙間から虫歯菌が侵入し、2次虫歯になるリスクも高まるのです。虫歯も歯周病も細菌感染ですよ!
もしかすると、前述した保険治療での平均使用年数が短いのは、このことも関係していると、私は、思って仕方がありません。
3)ベストな治療を受けられる選択肢が少ない
歯科治療方法や材料には様々な種類があります。しかし、保険治療では治療法や材料が最低限のものしか選べません。自由治療には治療法や材料に制限がないので、虫歯治療1つとっても様々な選択肢があり、その人にとってベストな治療を選ぶことができます。
例えば、セラミックなどの高品質な材料を選べる他、ほぼ無痛で治療を受けることや、マイクロスコープやCTなど高度な設備で精密な治療を受けることもできますし、一気にまとめて集中治療をすることも可能になるのです。その結果、治療後の歯が長持ちしやすくなる可能性が高まるのです。
私、愛知出身なので徳川家康とかみたりしますと何故か親近感が湧きます。笑
東京タワーの近くに祀ってありました。
何だか、いてもたってもいられなくて、手を合わせてしまいました。笑
こう見えて、ご先祖様を大切に帰郷した時には氏神様、仏壇、お墓に行き手を合わせます。
そして、近況のご報告と感謝を伝えます。
母ゆずりです。
ご先祖様がいたから、私がいます。
私がこの世代に生きていることは何かしら意味があるとおもっています。
辛くても頑張れるのも、周りの方たちの支えがあるのと同時に、私の使命感があると思っております。
この記事をただなんとなくみた人もいるとおもいます。
でも、何らかのご縁があって見ているのだと思います。
どうか、少しでも、皆様のお役に立ちますように投稿していきたいと思います。
長々と書きましたが、お読み下さりありがとうございます!
また、書きますね♡
明日からは大好きな、家族、友達に会えます。
本当に、私の周りの方たちはいい人ばかりで会うだけで力が湧きます。
私がこうして生かされていますのも周りの皆様のおかげです。
ありがとう。
ありがとう。
マネジメント歯科衛生士の辻村香恵より。
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