女子必見!!食いしばりについて

女子必見!その片頭痛、肩こりの原因は「食いしばり」にあり!

おはようございます!マネジメント歯科衛生士の辻村香恵です。

近頃、女性の活躍がめまぐるしいですね。都知事選も…
私の周りの女性の方も自分自身で起業され、家事もあるなか大変活躍されています。ですから、頑張っている女性に伝えたいことがあります。

食いしばりが原因で頭痛・肩こりなどあらゆるカラダの不調が起こります。そして今、家事やデスクワーク、活躍している女性に食いしばり症候群が急増中。そんな実態に迫ります。

女性に食いしばりが激増??
日々の家事や仕事が忙しく、子育て、デスクワークが長時間続き、頭痛や肩こりといった症状がひどい人が増えています。こうした頭痛や肩こりの原因は、血行の悪化なども関係がありますが、実は食いしばりが原因となっていることも多いのです。意外なことに、家事やデスクワークを行う上での食いしばりは、実は女性に多いとも言われています。

まさか私が・・・。頑張っているからこそ無意識で起こる食いしばり





通常、食いしばりは重いものを持ち上げる、スポーツをしている最中など、力を込める際に歯をぐっと噛みしめる際におこりますが、仕事に集中している時や強くストレスを感じて我慢している際にもおこります。

特に後者は、無意識のうちに行っていることが多く、職場において若い人や女性に増えてきているといわれています。ストレスを抱え込んで頑張ろうとするまじめな人ほど、無意識に歯を食いしばり、パソコンに向かってしまいやすいようです。

デスクワーク中心のOLに急増中!

特に、外周りなどで気分転換ができる営業職と違って、一日中パソコンに向かいモニターと向かっている仕事の人は、仕事中のストレスを溜めやすく、発散しにくいことで食いしばりをしやすいといえます。

日中に感じたストレスは、睡眠時にも影響して、歯ぎしりや食いしばりをしてしまいます。ストレスのような内的要因以外でも、入れ歯や歯の治療で詰めた金具や銀歯などが合わずに食いしばりをしてしまう場合もあります。

食いしばりで奥歯にかかる負荷は、矯正治療の2000倍!!だそうです。


食いしばりは無意識に強い力で噛みしめているため、その時奥歯にかかる力は自分の体重程の力であるとされています。矯正治療で歯を動かすのに必要な力は「20グラム」ほどの力ですので、食いしばりによる力はその2000倍にもなります。

矯正が一度に歯を動かさず、2年や3年時間をかけるのは顎の骨の吸収(骨が急激に無くならないため)を防ぐためです。そのように考えますと、2000倍という数字は怖ろしいと思いませんか?

このような強い力で日常的に食いしばっていると、顎や首などの筋肉が強く緊張して肩こりや頭痛を引き起こしてしまうのです。また、歯の位置がずれて噛みあわせが悪くなってしまい虫歯ができやすくなったり、顎の筋肉が発達してエラがはってきてしまうこともあります。

食いしばりの恐怖は頭痛・肩こりだけじゃない

慢性的な酷い肩こりや頭痛の症状はもちろん辛いですが、食いしばりをしやすいとされる女性にとって、さらに恐ろしい食いしばりの症状に美しさへの影響があります。

歯全体が蝕まれていく・・・。

食 いしばりをすることで非常に強い負担が歯にかかるので、歯にひび割れが生じたり、最悪の場合歯が欠けてしまうこともあります。歯へのダメージは虫歯や歯周病などの原因になりますし、口内の炎症や知覚過敏となって食事がままならなくなる可能性もあります。ただでさえ、ストレスを抱え込んでいるのに、好きな物を食べたり、満足のいく食事ができなくなると、ますますストレスは増えていきます。

顔のシワにも悪影響を・・・。

そして、食いしばりは、繰り替えし行うことでほうれい線を目立たせる事にもなります。試しに、ギューッと奥歯で噛んでみて下さい。
ほら、ほうれい線が深く刻みこまれますでしょ?
ほうれい線は顔の目立つところにあるので、美を意識する女性にとっては 悩みの種となります。ほうれい線の有無で見た目の印象が大きく変わり、老けてもみえます。また、食いしばりによって顎や口周りの筋肉や骨格がゆがみ、口の周りにあるほうれい線が深く目立っていくのです。

治療法は、まず本人が食いしばりの癖に気がつくことが1番です!

このように様々な悪影響を引き起こす食いしばりには、マウスピースを使用するなどの治療がありますが、まずは本人が食いしばりをしていることに気がつくことが大切です。

食いしばりを普段から意識することが大切です。

通常、上の歯と下の歯は接触していません。少し隙間があります。

寝ている時に無意識で行われる歯ぎしりは、ギリギリと歯がこすれる音があります。周囲の人間や症状がひどいと本人も音で目が覚めると言われていますが、食いしばりでは、歯をこするのではなく、強く噛みしめているので音が小さく、本人だけでなく周囲の人も気づいていないことが多いのです。仕事中に無意識で食いしばりをしてしまう人は、パソコンの周辺に「食いしばらない」といったメモを貼って、食いしばりを意識することから始めましょう。

改善策はまず歯医者さんで相談を

日中に無意識で食いしばりをしている人は、睡眠中にも行っている危険性があるので、マウスピースを着用して睡眠時の歯のダメージを軽減することができます。 マウスピースは歯医者さんで作ることができます。
食いしばりは見た目への影響だけでなく、長期的な体の不調につながる危険もあります。いつも言っている事なのですが、お口は体全身に関わってきます。姿勢も顔貌も。一生懸命仕事をする姿勢は素晴らしいことです。ですが、食いしばりながら怖い顔で仕事をするよりも、適度に気分転換を行って顔に余裕がある表情で仕事をする女性の方がより魅力的です。食いしばりをしていると感じる人は、早めの状況改善、治療をお勧めします。

kae's prime Ownd

東京医科歯科大学非常勤講師。 マネジメント歯科衛生士先駆者。パイオニア 。口腔内の健康と美は全身の健康と美に繋がっています。 1人でも多くのきれいになりたい方、口腔内の健康と美にお役に立ちますように…♡ 趣味︰読書、三味線、歯、身体を動かすこと、海

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