侮ってはいけません！歯周病が動脈硬化を引き起こします。
歯周病。歯周病をただの歯ぐきの炎症だけだと思わないで下さい。
刻々と、歯周病菌は、あなたの身体を犯し始めます。
おはようございます！マネジメント歯科衛生士、美容家、非常勤講師の辻村香恵です。
「キレイ」には、「美しい」と「清潔」の両方の意味があります。
口を清潔に保つことは、歯を失うことの予防でもありますが、もうひとつ！身体を中からキレイにしていくことにもつながります！
お口の中の菌のコントロールが、全身の血管年齢を若くしていくのです。
さて、どういうことかと申しますと、歯周病がすすむと、歯ぐきの毛細血管の中に歯周病菌が侵入し、血液感染を起こすのです。
歯周病も血管の病気のひとつなのです。
このことを菌血症といい、この菌血症の状態は、思ったより多くの方が血液中に歯周病菌の感染を起こしています。こうなりますと歯周病菌は、血管内の内皮細胞を傷つけ、そこに定着して炎症を起こし、動脈硬化の原因になると言われています。
また血液中に入った歯周病菌の毒素（LPS）によっても炎症物質的（炎症性サイトカイン）が発症し、血液を汚すので、ほんとに歯周病はあなどれません。
動脈硬化を起こすのは、コレステロールだけではないわけです。
因みに、血管内の動脈硬化病変が原因で血栓が生じた場合、脳で詰まれば脳梗塞、心臓で詰まれば心筋梗塞となります。
ですから、血液を汚して血管を老化させ、動脈硬化により血流障害を起こすことが、次第に命取りの病気に繋がっていきます。
生活習慣病が怖いのは、自覚症状がなく次第に刻々と進んでいくことです。
一般的には肥満が万病のもととして、動脈硬化や糖尿病などへと進んでいくのですが、元をたどれば、口腔内で何を取り入れたかということ。
栄養のない柔らかいものばかり食べていたり、砂糖がたっぷりなケーキやお菓子ばかり食べていたり、噛まずに飲み込めれるような食を摂取していたり‥
できるだけ、生活習慣病を早期に気づくための指標として、通称「メタボ」が提唱されています。
因みに、歯周病もほとんど痛みなど症状がなく進む生活習慣病です。
これをどうやって気づけばいいのか？？？
それは
「出血」です！！！出血は、異常の始まりのSOSのサインです！！！あなたは、大丈夫ですか？？
今日の夜にでも、しっかり歯磨きをしたあと、出血をしていないか確認の程宜しくお願い致します！
出血するようであれば、歯磨き、フロス、歯間ブラシなどが重要な場所（歯と歯の間）の汚れにいきとどいていなく、歯ぐきが炎症を起こしているかもしれません。
また、歯医者に行き、クリーニングを受けて適切なアドバイスを聞いて下さいませ。
健康と美があなたにも手に入ります！
微差が大差でございます。
以上になります。本日も最後までお読み頂きありがとうございました！
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