歯の痛みが消える?!表情筋と手のツボの指圧
表情筋や手のツボを押すことによって、小顔効果やマッサージだけではなく、歯の痛みや歯茎の痛みを緩和出来ます!
こんきちは!マネジメント歯科衛生士の辻村香恵です。
歯痛が酷くてどうしようもないけど、手元に鎮痛剤もないし、病院が開いている時間でもない。そんな時は歯痛を抑えるツボを押してみましょう。今回はそんな歯痛に効果的なツボをご紹介いたします。
歯痛に効果のあるツボ12選と、効果的な押し方やコツについて。
そもそも歯痛を抑えるのにツボは効果的なのでしょうか??
ツボを押すだけで本当にあの歯痛の激痛から解放されるのか半信半疑に思われる方もいるかもしれませんが、きちんとツボを押さえると痛みが緩和されます。
ツボを押す前にまずは、
「虫歯の穴に詰まった汚れを取り除く」
「歯の刺激となるような熱いもの冷たいものを取らない」
「歯間ブラシや糸ようじを使用してきれいに歯磨きする」
「痛い歯を刺激しない」
等の処置をとってからツボを押してみてください。あくまでツボ押しは一時的な痛みの緩和でしかありませんので、清潔にし治療はきちんとうけましょうね。
くれぐれもそのままにしておかないようにしてくださいね。
手にある歯痛に効くツボについて
①歯痛点(しつうてん)
効果︰歯周病や虫歯の痛み
→手のひら側の中指と薬指の付け根の間にあります。虫歯による歯痛の場合はとても効果のあるツボになります。反対側の親指と人差し指でつまむようにして刺激します。つまむと痛みがありますが、歯痛があるときには、やや強目につまむようにしましょう。左右の手を交互に刺激しましょう。
②拇指球(ぼしきゅう)
効果︰舌苔が減る(消火器改善)
→親指の付け根
③合谷(ごうこく)
効果︰歯痛、目、耳鳴り
→下の歯が痛みのあるときに押すツボです。手の親指と人差し指の付け根にあるくぼみから少し人差し指よりに上のところを押さえます。反対側の親指で痛気持ちよい程度に押さえましょう。
手以外にあるツボについて
①迎香(げいこう)
効果︰鼻づまり、嗅覚Up
→小鼻の横
②巨りょう(こりょう)
効果︰顔面神経麻痺緩和
→目の黒目の真ん中から下に下ろした線状と小鼻の横から真横に引いたラインが交差する場所になります。人差し指、中指、薬指でツボの辺りを押さえて、少し上の方に向けてゆっくりと強目に押し上げていきます。
③下関(げかん)
効果︰上の歯痛、耳鳴り、むくみ
→上の歯が痛いときに刺激します。耳の付け根から頬骨にそって指3本分辺りにくぼみがあります。口を軽く開けた際にできるくぼみ。口を開け閉めするとくぼみの部分がわかりやすいかと思います。その部分を人差し指と中指2本で押し込むようにして少し強目に刺激します。このツボも顎関節に痛みのあるときに効果があります。
④頬車(きょうしゃ)
効果︰下の歯痛、むくみ
→下の歯が痛いときに効果のある顔のツボです。耳たぶ下とえらの張ったところの中間。歯を食いしばったときに筋肉が盛り上がる場所があります。その部分を人差し指と中指2本を揃えて、ぐるぐると円を描くようにして刺激したり、ぐっと左右の頬車のツボを同時に押しもみましょう。頬車のツボは顎関節症にも効果があります。
⑤大迎(だいげい)
効果︰歯肉痛
→下の歯が痛いときに刺激します。顎の先端より骨の内側ラインに沿って、指3本上。下顎の骨のえらから顎先にかけて指1本分内側にあるくぼみを押します。このツボも顎関節症にもとても効果の高いツボになります。押し方は「軽め」にしましょう。あまり強く押しすぎると逆効果になってしまいます。また、このツボ付近には顔面動脈という太い動脈が流れており、内出血を起こしやすい部分になりますので注意してください。
⑥地倉(ちそう)
効果︰美肌、顔面神経麻痺緩和、むくみ
→口角から0.5~1cm外側のところに位置します。このツボも人差し指、中指、薬指でゆっくり押しこんでください。
⑦承しょう(しょうしょう)
効果︰歯痛、顔面の腫れ
→下の唇下の中央
⑧翳風(えいふう)
→耳の裏側の耳の付け根の部分にある窪んだ場所になります。このツボをきちんと押すと耳の中に響くような痛みを感じます。歯痛の他に顔の麻痺やけいれん、頬の腫れにも効果があります。
⑨四白(しはく)
→上の歯が痛いときに刺激します。眼球の下で、目の周りの骨の端から指1本分ほど下の部分になります。優しく押しながら円を描くようにマッサージします。眼球にちかいためあまり力を入れたり、指を押し込まないようにしましょう。
他に足にもあります!
・陥谷(かんこく)
→足の人差し指と中指の付け根の骨の間を、親指で食い込ませるように1~2分指圧します。上の歯の痛みのある側の足のツボを押すようにします。
ツボの押し方にコツや、効果的な方法はある?
歯痛の痛みがあるときにツボを押す場合は、痛いと感じる程に少し強目に押しましょう。(大迎や四白のツボは軽めに押します)指で摘んだり、押し込むようにしてツボを刺激していきますが、ツボ押し用の道具や手ごろなボールペン等があれば道具を使用して押すとより効果的です。
歯痛の痛みがそれぞれ上記にあるツボをおしたことで痛みの波がどう変化したかを確かめながらツボを刺激しましょう。左右にあるツボの場合は、左右どちらの方が痛みがあるかを確認しながら行い、痛みのある方をよく刺激しましょう。
まとめ
どうしても我慢できない!ツボ以外の応急処置を教えて!
歯が痛い時の応急処置「虫歯の穴に詰まった汚れを取り除く」「歯の刺激となるような熱いもの冷たいものを取らない」「歯間ブラシや糸ようじを使用してきれいに歯磨きする」「痛い歯を刺激しない」「ツボ押し」これらをやってもまだ痛みのある場合は、
早めに鎮痛剤を服用してください。あまりに痛みが強くなりすぎると鎮痛剤の効果も出にくくなってしまいます。
<早急に歯科医院を受診してください>
どうしても我慢ができない、上記の応急処置を行っても痛みが引かないほどの歯の痛みとは虫歯が進行して神経に炎症が起きている場合か、歯が折れて神経を損傷している状態かと思います。この場合は、適切な治療を行わなければどうにもなりません。応急処置は本当にその場しのぎのものになりますので、できるだけ早く歯科医院を受診してください。歯痛は我慢するものではありません!
歯科医院の受診をお願いいたします
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