納得出来る医療を受けるために
セカンドオピニオンは必要か?
セカンドオピニオンって一体何?
おはようございます!マネジメント歯科衛生士の辻村香恵でございます。
あなたはセカンドオピニオンって言葉知っていますか?
セカンドオピニオンとは、今かかっている医師(主治医)以外の医師に求める第2の意見です。
この考え方が広がってきた背景には、従来の医師お任せ医療ではなく、インフォームド・コンセント(説明と同意)を受け、自分も治療の決定に関わる医療に変わってきたという社会背景があります。
では、セカンドオピニオンは有益なのか?
今では、より良い医療を受けるための常識になりつつあります。
「別の医者の診断を受けてからまた来ます」なんて言おうものなら、頭の古い医者は「もう来なくていい!」と怒り出してしまうかもしれませんが…医師の診断ミスや見逃し、偏った判断などで不利益をこうむらないために、患者様にとってセカンドオピニオンはとても貴重な情報になることがあります。
例えば
自覚症状もないのに大きな手術をすべきだと医者に宣告されても、誰だってすぐに受け入れられませんよね。一人の医師の診断を鵜呑みにすべきではないでしょう。そこに信用と信頼と確信があれば別ですよ。
しかし、いつもセカンドオピニオンが有効かと言えば、そうとは言えません。
二人の意見よりも二つの意見
多くの慢性の病気やリハビリであれば、初めて会った医師がかかりつけの医師ほどに的確なアドバイスを出来るかどうかは疑問です。複数の医師の意見を聞くよりも、信頼できるかかりつけの医師から複数の選択肢を教えてもらう方が有益です。
慢性の病気や、リハビリでは、元来、答えは一つではありません。
治療方針を選ぶのは患者様自身です。医師や歯科医師が答えをもっているわけではないのです。
あなたやあなたの家族の生活を永年診てきた医師がいる場合、歯科の場合でいえば定期管理を受けているかかりつけの歯科医院がある場合、そのドクターの示す複数の選択肢ほど有益な情報はないでしょう。(永年通っていたとしても勉強などしていない先生は不安ですが…以前に書きました良い歯科医師の選び方を見ていただけますと、ご判断出来るかと思いますのでみて下さい)
セカンドオピニオンという方法は、「かかりつけ」を持っていない人の考え方です。歯科を受診するときのセカンドオピニオンは、あなたが信頼できる本当の「かかりつけ」歯科医を探す方法としてだけ意味があるかもしれません。
あなたが信頼できるより良い歯科医に出会い「歯医者難民」ではなく「かかりつけ」になれる歯医者に出会えますように、願います。
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