MFT(口腔機能療法)のし•か•た♡
こんばんは!マネジメント歯科衛生士、東京医科歯科大学非常勤講師の辻村香恵です。
さてさて、昨日はMFTとは?
MFTについてお話をさせていただきました!
今宵はそのMFTの応用とやり方についてお話しさせて頂きます!!!
まずは!!!
MFTとの応用!
1)プラークコントロールの向上
MFTにより、唇を閉じてしっかりと咀嚼する習慣が身につくと、唾液分泌の促進や唇による歯面の清掃作用により、お口の中の自浄作用が増し、プラークコントロールの向上に役立ちます。
2)歯周治療の一助
唇の閉鎖の習慣づけにより外気による歯茎への悪影響の除去、歯に加わる筋圧のコントロールによる歯の動揺の軽減など、歯周治療の一助となります。
3)ブラキシズムの軽減
安静時における唇と、舌の大学正しい位置と安静位空隙の保持を覚えることは、ブラキシズムやTCH(Tooth Contacting Habit.上下歯列接触癖)の軽減に役立ち、入れ歯装着の困難、補綴物の破損、知覚過敏、舌痛症などを緩和する一助となります。
4)外科的処置前後における機能改善訓練
顎変形症に対する外科的矯正治療、舌小帯切除術、口唇・口蓋列の手術などの外科的処置前後における機能改善訓練にもMFTが応用されています。
5)言語治療の一助
舌や唇の機能自体に問題がある場合、構音訓練にMFTを応用することによって、指導が円滑に進むことがほうこくされています。
6)ドライマウスの軽減
唾液腺のマッサージや舌挙上訓練などのMFTの応用により、唾液の分泌が促進され、ドライまうすを軽減できたとの報告もあります。
などなど、MFTの応用は、ざっとあげてもこれだけあります。
で、いよいよ、その方法をお伝えいたします!
方法は、数回に分けてお伝えしますね!
今宵はこれぢゃ!!!!
舌癖のトレーニング
日頃何かに夢中になっているときに、口をポカーンとあけて上下の歯のあいだに舌が出ていたり、のみこむときに舌を突き出し歯を押すような癖を舌癖といいます。
舌癖が原因で出っ歯になったり、歯と歯の間にすき間があいたり話をするとき舌たらずな発音になることがあります。
このトレーニングは舌の正しい位置や、正しいのみこみ方を覚えてもらうことを目的としています。
スポット・・・・・・舌の先をいつもつけおく位置をおぼえる。
スティックをスポットにあて、つぎに舌の先をスポットにつける。これをくり返す。
※舌の先をまるめないこと。
<<はなうた療法>>
唇を閉じて鼻歌を歌ってみよう。このとき、舌の先がどこにあるかな。ここがスポットだよ。
鼻歌を歌って舌の正しい位置をおぼえよう。ムフフのフー…。
スポット
ホッピング・・・・・・舌を上にもちあげる力を強くする。
舌全体をうわあごに吸い上げ、"ポン"と音を出す。
※舌の先をまるめないこと。
※舌の先はスポットにつける。
スポット アンド スポット・・・・・・舌の動きをよくする。
舌を細くして左右にふり、"スポット"と言われたとき、すばやく舌の先をスポットにつける。
オープン アンド クローズ
かむ筋肉の力と舌をもち上げる力を強くする
舌をうわあごに吸いつけたまま大きくあけたり、かんだりをくり返す。
※かんだときも、くちびるをあけていること。
サッキング・・・・・・舌の横の部分の力を強くする
舌をうわあごにつけてストローをかみ、舌の横の部分を使って音をたてる。
サッキングスワロー
口を閉じてサッキングをする。つぎにスプレーで水を入れ、口を閉じて舌の横の部分を使って、水を吸いこんで飲みこむ。
※くちびるやほほの筋肉には力を入れないこと。
クイックスワロー・・・・・・水のみ練習
正しい飲みこみ方が身についているかどうかをたしかめる
コップの水をひと口ずつ、できるだけ速く口を閉じて飲みこむ。
※のみこむときに、奥歯をかみしめて舌が歯と歯のあいだに出ないようにしよう。舌の先はいつもスポットについているように。
ボタントレーニング
一日50回以上行います。唇の力をつけるトレーニングです。
奥歯をかみ、前歯とくちびるの間にボタンをはさむ。ひもを強く引っぱるときに、くちびるでボタンを押さえて、できるだけはずれないようにする。
ほほの筋肉の練習
一日50回以上行います。頬の力をつけるトレーニングです。
水を口にふくみ、ほほを片方ずつふくらませて水を左右に動かす。
※水のはいっている方のほほを思いきりふくらませること。
今日は、このくらいで以上となります。
舌も鍛えて、お口の周りの筋肉も鍛えて、お口マッスルになってください!
そうすれば、良いことばかり!
身体だけマッスルにするだけでなく、お口の中、周りも筋肉をつけていしきましょうね♡
如何でしたか?明日はMFTはアンチエイジングにも効くのか?!
について、お話ししたいと思います!
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